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STORESターミナル加盟店のコロナ対策 〜実店舗のインタビューより〜

2020年5月27日

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、自治体によっては休業要請も緩和されはじめました。
しかし、店舗を運営する事業者の方は営業再開に際して、「コロナ対策」や「これまでとは違う方法での営業」をおこなうことが余儀なくされています。

本記事では、STORESターミナル加盟店である「アジア雑貨屋CHEKKA」さまの実際の「お店のコロナ対策」についてインタビューさせていただいた内容をご紹介いたします。

現在のお店の状況は?

福井市でアジア雑貨や衣料品を取り扱う「アジア雑貨屋CHEKKA」さん。
秘密基地のようなこちらのお店を切りもりするのは、店主の嶋崎さんです。

「お店の近辺では、かねてから再開発工事がおこなわれていたので、だんだんと人通りは少なくなっていたんです。そこへ今回のコロナの影響が重なり、 3月中旬になるとお店周辺の人通りは激減。客足も次第に遠のき、集客はこれまでの10分の1にまで減ってしまいました」

開店から20年。これまで経験したことのないような状況の中で、お店を続けていくための方法とは。

廊下スペースも有効活用

お店は建物の2階にあり、広さは7坪ほど。嶋崎さんは「このままお客さまを迎えると過密状態が避けられない」と悩んだ末に店内の見直しをはかり、衣料品をハンガーラックごと1階の廊下に並べます。

建物の特徴を活かして、お客さまが少しでも安心して商品を見られるようにと始めた工夫でしたが「始めてみると、顔馴染みのお客さまから”新商品が入ったら廊下に出しておいてね”とリクエストがくるようになりました」と嶋崎さん。現在もこの廊下スペースを活用してお店の営業を続けています。

お店の入り口にも

お店が入っている建物入口には、運よく手に入れることができたというアルコールスプレーと使い捨てビニール手袋を設置。来店されたお客さまを手書きのメッセージとともに迎えています。

オンラインストアの開設

さらにコロナの影響を受けて、嶋崎さんが始めたのは「オンラインストア」の開設でした。

オンラインストア開設に踏み切った理由

「本当はオンラインストア開設の利点が見出せなかったんです」と嶋崎さん。 手に入れようと思えば、どんなところからでも買い物ができてしまうこのご時世。そんな今だからこそ、「お店にわざわざ足を運んでくれたお客さま」を嶋崎さんは大切にしています。しかし限りある在庫の中からオンラインストアで商品が売れてしまうと、せっかく来店いただいた方に商品をご覧いただけないということも起こってしまう上、これ以上仕事が増えたときにひとりで対応できるのかが懸念となり、オンラインストア開設を踏みとどまっていました。

しかし、実店舗の売上にも影響が出始め、日に日に不安もつのっていたある日、Coiney(現STORESターミナル)から「オンラインストア」に関するメールが届きます。「実店舗のクレジットカード決済で利用しているCoineyからSTORES(※1)でのオンラインストア開設のおすすめメールが来たのです。そこに書かれていたメッセージやタイミングが重なって、ようやくオンラインストアをはじめてみようと決心がつきました」

オンラインストアを開設するためSTORESへの申し込みをおこない、わずか10日後にはオンラインストアをオープン。「まだまだ件数は少ないですが、オンライン上で自分なりの ”エアショップ” を開店できたと思います」と嶋崎さんは語ります。

実店舗とオンラインストアの両輪で

お店をたった一人で運営する嶋崎さん。実店舗の営業や助成金・給付金の申請、融資の申し込みを進めるかたわらで、入荷した商品を検品し、オンラインストア用に撮影して掲載。さらにお客さまから注文が入れば、商品を梱包して配送の手配と、目がまわるような忙しさです。

そんな中でも効率よく進めるための工夫を伺うと、「今は夕方の16時までに商品撮影を終わらせていますね。日没後に画像を加工し、オンラインストアに商品を掲載という流れで進めています。新しい商品が届いてから、2〜3日くらいで検品・撮影・画像編集などをして、オンラインストアでもご覧いただけるようにしています」と話してくれました。

オンラインとオフラインが混じり合う

徐々にお客さまにも変化が見えはじめます。
「外出ができなくなったお客さまがオンラインショップで買い物をしてくださったり、ネットで見たというお客さまがちょっとしたお出かけのついでにお店に寄ってくれたり、ということもありましたね。そうやって実際に購入もしてくれて嬉しかったですよ」

実店舗とSNSに加えて、オンラインストアを開設したことで、これまでのお客さまにも、新しいお客さまにも、嶋崎さんのこだわり溢れる雑貨が届けられる環境が整ってきました。

アフターコロナに向けて

「たとえコロナが終息してもしなくても、ZOOMなどを使った接客や、Instagram動画で商品の紹介にもチャレンジしてみたいと思っています」と、動画を使った接客への意気込みを語る嶋崎さん。その実現に向けて、現在は目の前のことに向き合い日々を乗り切っています。

取材後記

お店のレイアウト変更や消毒剤の準備など、どんなお店でも取り入れやすい「コロナ対策」ですが、そこに添えられた手書きのメッセージにこそ「お店から大切なお客さまへの心遣い」が凝縮されているような感覚を覚えました。大変な局面を迎えられたお店のこれからを、少しでもSTORESターミナルやSTORES(EC)がお手伝いできれば幸いです。

今回の「お店のコロナ対策」まとめ

  • 使えるスペースをうまく活用
  • お店の入り口に「アルコールスプレー」と「使い捨てビニール手袋」を
  • オンラインストアで、来店できないお客さまにも楽しんでいただく

インタビューにご協力いただいたアジア雑貨屋CHEKKAさまへお礼を申し上げるとともに、本内容が事業者の皆さまのご参考になれば幸いです。

STORESターミナルでは、引き続き事業者の皆さまに関するお役立ち情報を発信してまいります。


インタビューに協力いただいた加盟店さまのご紹介

アジア雑貨屋CHEKKA

店主:嶋崎さん
住所:福井市中央1丁目14-8新栄福祉センター2階
SNS:http://www.instagram.com/chekkaonthewall
オンラインストア:http://hiyokochekka.stores.jp/

2000年10月に開業。タイ、ベトナムで仕入れた雑貨を中心にエスニック雑貨・衣料品を展開。SNSからも店主の嶋崎さんの「つい話しかけたくなってしまう」ような人柄があふれています。

転職がきっかけとなり、エスニック雑貨へ興味を持ったという嶋崎さん。徐々に「お店のことを全部やってみたい」という気持ちが生まれ、いつしかエスニックカフェの屋台を開くことが目標に。開業のために奔走するも、特殊な業態ゆえの壁にぶつかり挫折を経験。自分のお店を持つことをあきらめかけていたときに、当時の勤め先のオーナーからの「もしまだ店をやりたい気持ちがあるなら、今この場でオープン日を決めなさい」という言葉が後押しとなり、オープンすることになったのが現在のお店。2020年10月に創業20周年を迎えます。

(※1)STORES:https://stores.jp/